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俺だって恋愛経験は少ないけど、フラれたときはけっこう落ち込んだ。 lineのやりとりを見直したり、待ち合わせした場所で姿を探してしまったり…バイトや勉強が手につかなかったり そんな時間があった。 慣れるまでは、それなりに時間がかかった。 創子さんは、一人で、そんな時間を過ごしているのだろうか… イヤだな。 「母さん、コンビニに行ってくるわ。」 「何買うの? 母さん、シュークリーム食べたい!」 「あったら!」 部屋に戻って、手紙をつかんで、部屋を出た。 部屋を出たところで、すみれに会った。 「あたし、プリンがいい! お兄ちゃん、何で笑ってるの?イヤらしい~」 「うるせっ!プリン、いらないんだな。」 「いる。藤くん、すてきな笑顔!」 妹の頭を小突いて、玄関へ行く。 スニーカーに足を突っ込む。 うまく履けない。 何だか、浮き足だっている。 何だこれ。 俺、変だ。
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