5人が本棚に入れています
本棚に追加
まずは映画へ。
アカデミー賞にもノミネートされた話題作で、確かに面白かった。創子さんもすごく良かったって言ってくれた。
次はお昼ご飯へ。
ランチタイムも後半の時間で、どこもそれほど混んでなさそう。
「何食べたい?」
創子さんに聞かれた。食べ物の趣味が分からないので、何でもいいっすよ。と答えた。
ちょっと黙ってしまったので、ヤベッ失敗したかなって不安になった。
「じゃんけん、ぽん!」
と、突然言われ、つい、グーを出す。
創子さんは、チョキ。何だろう?
「はい、買ったほうが食べたいものを言う。負けたほうがお店を考える。」
そういうことか、何だか役割を与えるところが、さすが、先生。
「じゃあ、ハンバーグ。」
「けっこう、ピンポイントメニューだね。オッケー。」
と、しばらくスマホを触って、検索した画面を見せてきた。
「ここはどうでしょうか?」
「おっ、うまそう。オッケーです。」
画面には鉄板にのったハンバーグが出ている。場所は徒歩5分くらい。
「じゃあ、行きましょう。」
最初のコメントを投稿しよう!