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二度めの部屋。あのときと変わらない。けど、前にはなかった段ボール箱があった。
創子さんが淹れてくれたコーヒーとアイスを食べながら、終わりかけのロードショーを見る。
「あっ、ハートのピノ!」
創子さんが嬉しそうに言った。
「えっ、俺、見たことないです。」
そう言って、ぐいっと創子さんのピノを覗いた。
「すごい、何かいいことありそうですね。」
と、創子さんを振り替えったら、思ったより顔同士が近かかった。
そのまま、口をつけた。創子さんは、押し返してこない。さらに、ラグマットの上に押し倒した。創子さんの瞳は、俺を真っ直ぐ見ているけど、その奥は読めない。
もっと深く口づけしながら、隙間から舌を入れる。歯列の裏や奥を舌先で撫でると、小さな声が上がった。もっともっとと舌を絡ませる。右手で自分の体を支えながら、左手を創子さんのシャツの下に差し込む。ビクッと体が浮いた。そのすきに、シャツを捲り上げ、下着を露にした。
「いい?」
何だか不安になって、今さらながら、確認してしまった。
創子さんは顔を横に向けて
「いいよ。」
って言ってくれた。
「でも、ベッドで電気消して欲しい。」
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