失う

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営業で、他社に居るときだった。 携帯が鳴った。 咲也「あ、すいません」 そう言って外に行って 電話に出た。 電話は、菜採だった。 菜採は、泣いているみたいだった。 咲也「もしもし?菜採? どうしたの?」 菜採「咲也、、、 お姉ちゃんが、、、」 菜採は、涙声を詰まらせながら言った。 咲也「雪乃が?どうかしたのか?」 菜採「お姉ちゃんが、 交通事故にあって、、、もう、、、」 頭の中が真っ白になった。 何が何だか分からない。 菜採は、電話の向こうで泣いている。 嘘だろ? 嘘だと言ってほしい。 俺はパニックになったまま 雪乃が運ばれた病院へと 急いで向かった。
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