始まり

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仕事も軌道に乗って 毎日忙しくしていた。 帰りが遅くなって、夜の11時頃だった。 街中で、懐かしい人と再会した。 原田和也先輩だった。 咲也「お久しぶりです、原田先輩」 原田「お!!咲也! 久しぶりだな!元気にしてたか??」 咲也「今、デザイン会社を作って 毎日忙しく過ごしています」 原田「そうか! 俺は、あれから転職して、 医療機器を扱う会社で、営業しているよ」 原田さんは変わっていなかった。 原田さんなら、どこに行っても 仕事は出来るんだろうなと思った。 「和也ー!!」 少し離れた所から、女の人が歩いて来る。 見た感じ、俺よりも若そうな女だった。 原田「あかね!すぐ行くよー」 そう言うとあかねと言う 女に向かって笑った。 原田「じゃあな!またな! 頑張れよ!」 そういうと、原田先輩は あかねと言う女の人の元へと行った。 女は、先輩の腕にしなだれかかるように 寄り添った。 思い出した。 確か、原田先輩は、 結婚したはずだ。 いつか、昔の同僚から聞いた。 結婚した、奥さんの名前は 一美さんだ。 原田先輩は、昔から 女癖が悪かったが 今も変わってないみたいだ。 本当に悪い男だ。 俺は色々思いながら、帰宅した。
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