君との出逢い

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ゆき「私は電車で20分位乗った所です! 母と暮らしています。 桜木さんは?」 咲也「そうなんだ、俺は一人で暮らしてる。 で、俺んちは、、、、あれだよ!」 俺は自分の家を指差した。 咲也「、、、良かったら、家に来ない??」 無意識に俺は言ってしまっていた。 もっと一緒に居たくなっていた。 ゆき「あっ、、、 今日はもう帰らないと、、、」 ゆきちゃんは、少し驚いている。 咲也「あっ、、、ごめん! そんなんじゃなくて、、、 猫のトラを見せたかっただけなんだ!」 俺は、慌てて言った。 女の子からしたら 家に誘われたら、驚くだろう。 もちろん俺には下心はない。 ゆき「はい!じゃあまた今度 トラちゃん見に行きますね、笑」 ゆきちゃんは笑顔で言った。 俺はゆきちゃんを駅まで見送った。 咲也「じゃあ、また明日から 一週間がんばろ! 気をつけて帰ってね」 そしてゆきちゃんに手を振った。 ゆきちゃんは、笑いながら 駅に入って行った。 帰り道に、思った。 楽しかったなって、、、 色々な女の子と時々遊んだけれど ゆきちゃんは、他の子とは違う。 最初は 雪乃に雰囲気が似てると思ったけれど 俺はゆきちゃんという女の子に 惹かれていってるんだ、、、 そう思いながら帰り道を歩いた。 公園の傍を通った。 残り桜が、風に揺れている。 それを見ながら、 明日また、会えたらいいなと 思いながら、歩いた。
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