愛しく想う

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ようやく体調も戻ったみたいだ。 月曜日になって いつものエレベーターに乗ろうとすると ゆきに会った。 しばらく振りに会って嬉しかった。 咲也「ゆき!おはよ!」 ゆき「あ、おはよ。」 ゆきは、少し元気がなさそうだった。 何かあったのだろうか? ゆき「咲也さん、、、 この前電話したでしょ? あれは何だったの??」 ゆきは少し機嫌が悪そうに 俺に言った。 電話?? 咲也「え?電話?してないよ?」 俺はポケットから携帯を取り出し 携帯の発信履歴を見た。 俺は体調を崩していて居たし 電話なんてしてないはずだ。 ゆきに携帯の発信履歴を見せた。 咲也「ほら、かけてないでしょ?」 ゆき「??」 ゆきは、不思議そうな顔をしていた。 咲也「あ!今度さ、ゆきの家に行くよ」 何事もともなかったように 俺はゆきに言った。 ゆき「うん、、、」 エレベーターは5階に着いて ゆきは先に降りた。 咲也「今日も仕事頑張ってね!」 いつものように俺は 手を振りながらゆきに笑った。 ゆきは、にこっと笑って 降りていった。 今日はゆきに会えたし! さぁ、今週も仕事頑張ろう。 そう思いながら、 俺は7階のオフィスに向かった。
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