地元愛

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「おーい、健!遊ぼうぜー!」 「おーよ!他のメンツもちゃんといんだろーな?」 「たりめーよ!俺だろ?健だろ?後は舞と桜がいるから安心しろって!」 「さっすが晃平!わかってるねぇ!んま、いつものメンバーだけどな」 「なーにー?私達じゃ不満なわけ?」 「げ…ま、舞…いつからそこに…」 「遊ぼうぜーのとこからいたわよ!」 「まあまあ、舞ちゃんも健くんも落ち着いて。それじゃ、今日はどこ行こっか?」 「駅まで行くのも面倒いし、ヨーカドーのマックでポテトークでもしよーぜ?」 「ま、健ならそう言うと思った。相変わらずねぇ?」 「ふふ、そう言う舞ちゃんもクーポンチェックしてニヤニヤしてたのにね?」 「ちょっと、桜!それ言わないー!」 「ほらほら、さっさと行こうぜ?時間がもったいねーっての」 「ちょ、待てっての、こうへーい!」 「私達も早く行きましょ?」 「ふふ、そうだね」 中学の頃、いつも同じメンバーで遊んでいた。 幼馴染の健と、小学校からの付き合いの舞、そして中学で転校してきて仲良くなった桜。 俺は、こんな日常がずっと続くと思っていた。信じていた。 ここで、こいつらと、ずっと一緒だと、本気で思っていた。
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