0人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「おーい、健!遊ぼうぜー!」
「おーよ!他のメンツもちゃんといんだろーな?」
「たりめーよ!俺だろ?健だろ?後は舞と桜がいるから安心しろって!」
「さっすが晃平!わかってるねぇ!んま、いつものメンバーだけどな」
「なーにー?私達じゃ不満なわけ?」
「げ…ま、舞…いつからそこに…」
「遊ぼうぜーのとこからいたわよ!」
「まあまあ、舞ちゃんも健くんも落ち着いて。それじゃ、今日はどこ行こっか?」
「駅まで行くのも面倒いし、ヨーカドーのマックでポテトークでもしよーぜ?」
「ま、健ならそう言うと思った。相変わらずねぇ?」
「ふふ、そう言う舞ちゃんもクーポンチェックしてニヤニヤしてたのにね?」
「ちょっと、桜!それ言わないー!」
「ほらほら、さっさと行こうぜ?時間がもったいねーっての」
「ちょ、待てっての、こうへーい!」
「私達も早く行きましょ?」
「ふふ、そうだね」
中学の頃、いつも同じメンバーで遊んでいた。
幼馴染の健と、小学校からの付き合いの舞、そして中学で転校してきて仲良くなった桜。
俺は、こんな日常がずっと続くと思っていた。信じていた。
ここで、こいつらと、ずっと一緒だと、本気で思っていた。
最初のコメントを投稿しよう!