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「よう、舞に会うのもなんだか久しぶりって感じだな」
「健が熱心に誘ってくれるのはありがたいけど、私も色々と忙しいのよね。その分、康平にこいつのお守り任せちゃって悪いね?」
「いやいや、気にすんなって、こいつはそういうやつだからな!」
「てめ、なんだそれー!」
「まあまあ、みんな落ち着いて、ね?」
「きゃー、桜ー!久しぶり!」
「おお、桜!元気にしてたか?」
「私は元気だよ。みんなも相変わらず変わらなくて何だかんだ安心しちゃった」
「よーし、そんじゃ、久しぶりにヨーカドーにでも行こうぜ?」
「そんじゃま、行きますかー」
「ふふ、なんか、またこの景色が見られるなんて思わなかったから、涙出てきそう」
「ちょ、桜…でも、そうね。あの2人がアホみたいに前を歩いて、私たちが後ろから見て笑ってる…つい昨日のことみたいに思い出せるけど、こうしてみんなで集まって、この街を歩くのは、3年ぶりになるんだものね」
「うん、だから、今日ここに来て本当に良かった。2年生まではみんな忙しくて都合合わなかったからね」
「そうね…(あれから3年…か。)」
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