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おにいちゃんは私の頭を撫でて、優しく口づけた。そのまま、ゆっくり身体を倒す。ぎしりとベッドが鳴って、おにいちゃんが覆いかぶさってくる。こっちを見下ろす目が、いつもと違って、ドキドキする。おにいちゃんのが、柔らかい部分に触れる。胸がきゅっとした。
「痛かったら、言えよ」
「う、ん」
おにいちゃんは、腰を少しだけあげさせ、私の中に入ってくる。私はびくりと震え、おにいちゃんを見上げた。
「お、にいちゃ」
「その呼び方やめろ。なんか俺が変態みたいだろ」
なんて呼べばいいんだろう。名前は、ちょっと恥ずかしい。
「せんせ」
「……それもなんか。っていうか、かわいい呼び方やめろ」
かわいいって言われると嬉しい。
「せんせ、ぎゅってして」
おにいちゃんは私を抱きしめ、ゆっくり動き始めた。あんまり、痛くない。あったかい。変な感じ。おにいちゃんのが、私の中で熱くなってる。動くたびに、ちゃぷ、って水音が響いて、奥の方がきゅんってする。私がもぞもぞ動いていたら、おにいちゃんが胸の先端に吸い付いた。
「は、う」
「やわらかい。最高」
胸を揉みしだかれて、ちゅうちゅう吸われて、奥をたくさん突かれて、ぞわぞわして、私は声を漏らした。おにいちゃんが、目を細める。
「もう感じてんだ。やらしいな」
「やらしく、な、あ」
大きな手のひらが、私のお腹をふにふに、ってつまむ。
「ふあ」
「ぷにぷに」
「おなか、だめ、ゃあ」
おにいちゃんが耳を噛んだ。それから、いつもより甘い声で言う。
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