育児が辛い

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よく下の子が生まれると、幼い方がより可愛く見えて、上の子嫌い症候群になるなんて話を聞く。 育児書にも、『上の子の世話もより熱心にしてあげて、ないがしろになんかしていないと表現しましょう。子どもの精神の安定につながります。』なんて書いてある。 でも私の場合、違う。下の子の相手が辛い。下の子が寝ていて上の子と二人で過ごす静かな時間が楽だ。 上の子は五歳、下の子は二歳半で、ともに男の子。男の子にありがちな乱暴さは全くないので、たまに会う人や祖父母たちは、おとなしい子ねえと珍しがる。 上の子は規則正しい生活が好きで、幼稚園に行くと疲れるらしく、五歳なのにまだ昼寝をする。しかし下の子は、まだ二歳なのに昼寝が必要ではない体質らしく、長男と一緒に私が寝てしまっても、一人で起きて遊んでいる。一緒に遊んでやると、昼寝から起きてパワーを補充した上の子が加わって遊ぶことになるので、私の体力が持たない。できれば三人で昼から夕方にかけて一旦寝たい。しかし寝かせてもらえないことが多い。たぶんここら辺に育児疲れの発端がある。
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