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『はーいどうもこんばんは、ジュンです。』 「キッドです。」 『「よろしくお願いします!」』 『さて始まったな!キッド』 「話進めなくてこんなとこに呼び出されていいのか?しかもスーツ着せさせられて。」 『いんだよ。いいの!出番が増える事はありがたいと感謝すべきだ!』 「そんなもんかよ。」 『そんなこんなで、始まりました漫才ですが、皆さん見えますか?この1本のマイクの前にオレ達タキシードで立っている訳ですが、』 「ちょっ、、ちょっと待てジュン!そこまで説明する必要ないだろ?」 『相変わらずわかってないな!小説と小説漫才の違いってなんだかわかるか?』 「躍動感とかか?」 『脳みそは唐揚げですか?キッド!』 「じゃあなんだよ。」 『小説はな!キッドは疾風の如く走っていく!なんて台詞と台詞の間に地の文が入るんだよ!』 「小説漫才は?」 『小説漫才に限らず、漫才で、2人組でナレーションが入るなんて聞いた事無いだろ?だから全てをセリフでカバーするんだよ!どこで漫才してるか?舞台の上であなただけにやっておりますと、伝えるのが、小説漫才だろ?お客様はそこで想像する!それが小説漫才!相変わらず頭の中ネジか?唐揚げか?』 「そんなのどっちも望んでねー。意外と奥が深いな!」     
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