忍び寄る混沌

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芳文はボタンを押して店員を呼ぶと俺の分の注文も一緒に行ってくれた。 ちなみにこいつは200g3000円くらいのヒレステーキを頼んでいた。 ……金銭感覚セレブすぎんだろ…。 でも…普段と言うか外食じゃ、こういうの食うんだな…。 家では家庭料理オンリーなだけに意外と言うか、でもこいつらしいと言うか… そんな不思議な感覚に囚われながらも俺は謎の多い芳文を少しでも知ることが出来たのは こんな理不尽な状況の中でもまだ喜べることだとそんな風に思ってしまう自分はほとほとこいつ馬鹿というか… 俺はどんだけこいつ大好きなんだよと自分自身に少し呆れる。
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