忍び寄る混沌

37/41
前へ
/272ページ
次へ
「…ん…芳文…中の…取って…くれよ…」 「…言いたいことはそれだけか?」 深くなる口づけを受け入れながら息継ぎのため離れた唇から俺は告げてみた。 これじゃなくて…お前のが… そう続けられれば良かったのだが、 それより速く返って来た芳文の声色にふわふわしていた気持ちが一気に凍りつく。 
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1556人が本棚に入れています
本棚に追加