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ジャクヤがつぶやいた。
「なるほど」
「要するに誰よりも早く敵空軍基地を落とすのが、今回の諸君等へ与えられた作戦目標だ」
タツオはコックピットで居住まいを正して返事をした。
「了解しました。菱川班、全力で作戦目標を達成してきます」
六千キロも離れた戦場で初めての実戦を、これから経験するのだ。クロガネワイヤーでつながれたチームのメンバーからも異様な興奮が伝わってきた。
「それでは現地に飛んでもらう。3、2、1」
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