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だから。嵐自身、死ぬことはわかっていたし、その覚悟も出来ていた。それに、凜が逃げ・生き延びられれば、悔いとてない。
胸から血を流す嵐が床に倒れた瞬間、凜は耐えきれず、意識を失った。だが、まだ意識のあった司狼丸は、信じられぬものを見た。
凜を追おうとした御神薙と、その従者である『嘉繚丸』が、共に亀裂に吸い込まれる瞬間を……………
-そして『運命』が急速に動き出そうとして
いた。それぞれの『終焉』に向けて-
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