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「しつこい奴じゃのぉ。…じゃあわしの一撃に耐えられたら使い魔になってやる。お前は防御魔法でも何でも好きに使うがいい。」
ゼッキはやれやれといった感じでエルグに告げると、エルグは下げていた頭を上げて笑顔になる!
「ありがとうございます!」
エルグの嬉しそうな感謝の言葉を聞きながらゼッキは歩いて近付く。
そして、エルグの顔の前に左手を出しでこぴんの形にして呆けた顔のエルグに問いかける。
「なんじゃ、もうやって良いのか?」
その言葉を聞いてエルグは慌てて防御魔法を唱え始める。
「如何なる物も通さぬ鉄壁と成りて我が身を護れ!鉄壁!」
エルグの顔の前に半透明の壁が出来上がる。
「お願いします!」
気合いの入った返事を聞きゼッキは中指を弾く。
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