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と吐き捨ててから、丸出しの股間に向けられる俺の視線に気づいた。逃れるように背を向ける。
「出てけよ、もう。なんでいるんだよお前」
膝を抱えて肩を震わせた。ベッドに上がって兄貴の肩に手を伸ばす。ビクッと面白いほど反応した兄貴は俺を振り仰いだ。目が、怯えている。
「どう思う?」
同じ質問をした。兄貴は情けない顔で「何がだよ」と聞き返す。
「やりたくてたまらねえんだけど。兄貴と。これってなんなの。麗しき兄弟愛?」
少し間を置いてから、兄貴は目を逸らした。
「そんなの、わかんねえよ」
ふと、許可が出た、と直感した。直感を信じることにした。兄貴の股間に手をねじ込んだ。軽く悲鳴を上げた兄貴は俺の手首を掴んで、形だけの抵抗をしてみせた。引き剥がすつもりはない。俺が股間をまさぐるのを、許した。
背中から覆いかぶさり、ゆっくりと押し倒す。後ろから耳を噛んだ。悩ましげな声が漏れた。それを聞いて、息が荒くなる。余裕もほとんどなくなった。兄貴の剥き出しの尻に、硬くなった息子をこすりつけた。
「ちょっと待て、ヒデ! まさかそれ、挿れるつもりか?」
体を捻って俺を仰ぎ見る。
「そう」
ズリズリと、割れ目に擦りつける。先走りの汁が、兄貴の尻を濡らす。早くここにぶち込みたい。
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