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「挿れるからな」
穴に先端を擦り寄せた。途端に警戒してキュ、と締まる。
「待て、俺、こっちはやったことなくて」
「知ってる」
「やっぱり駄目だこんなの。どけよ、ヒデ」
「今更だろ。クソ、限界。挿れないと死ぬかも」
「イヤだっつってんだろ……!」
体をぐるりと半回転させてこっちを向いた。足の裏で俺の腹を押し返す。ここまできて何もできないなんて冗談じゃない。腹を蹴る足を掴んで股を大きく開かせた。半分勃ち上がった兄貴の股間が見えた。
「これなんだよ。俺のおかげでインポも完治?」
「お前のおかげじゃ……」
「何言ってんだ、どう考えても俺のおかげじゃん」
複雑な表情で睨まれた。そんな顔をしても無駄だ。体は正直、というやつだ。
「ヤリてえんだろ、兄貴も」
ピンと弾くと兄貴は泣き顔になった。
「なんでお前とこんな……。仲良くしたいと思ってたけど、こんなことは望んでない」
「俺の名前呼びながらやってたくせに。いい加減認めろ。俺とヤリてえんだろ」
脚を割り開いた。体を折り曲げて、穴に男根の先端をあてがった。本気でイヤなら俺を蹴り飛ばしている。それをしないということは、兄貴も俺に抱かれたいということだ。
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