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マジかよ、こいつら。おかしいって。変だ。狂ってる。蝉の鳴き声が聞こえた。暑さか。暑さのせいだ。炎天下でサッカーなんてしてるから、頭がおかしくなったんだ。
「うっ、いい、上手いよ、貴文……」
ジュ、ジュブ、と水っぽい音を立てて、兄貴のブツを咥え続ける貴文。はあはあ言う兄貴が、後ろに手をついた。そのまま仰向けになって喘ぎ声を上げる。
「貴文、尻、こっち向けろ。舐めてやる」
食べ終わったアイスの棒を畳に転がして、兄貴が言った。
「ホント? ちょっと待って」
顔を輝かせた貴文が、いそいそと服を脱ぎ始める。上も下も、次々と。全裸になった貴文の体は真っ白だった。こいつはサッカー部員じゃないのかもしれない。
全裸になった貴文が兄貴の上にまたがった。尻を兄貴の顔のほうに向け、またもや兄貴の股間に食らいつく。初めて見た。なまで69を。しかも男同士の!
どうしよう。絶対にやばい。股間が盛り上がってきた。どうしてこいつらは俺がいるっていうのにいきなりやり始めたんだ? そもそも兄貴って、ホモだったのか? 女と付き合っていたこともあったのに。あれはカモフラージュだったのか?
いろんなことがショックで、俺は腰を上げることができなかった。代わりに別のところがどんどんと立ち上がってくる。
「あっ、あ……ん、そんな奥までぇ……、ああん、イっちゃうぅ」
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