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ごくり。唾を飲み込んだ。こいつ、男のくせに女みたいな声を出す。貴文の尻を両手で挟んで顔を突っ込んでいた兄貴がクス、と笑った。
「もう挿れてもよさそうだな。ほぐれてきた」
いれる?
「挿れて、ミッチィ……」
切なげな声色で兄貴を呼んで嬉しそうに抱きつく貴文。兄貴がその貴文の体を畳に押し付けた。自分から大股を開いた貴文のそこはビクビクと動いて反り返っていた。いくら女みたいな声を上げていても、やっぱり男じゃないか。男の証を見せつけられて、股間に集中した血液が、あっけなく引いていく。
「ホントお前淫乱な。ケツの穴ひくひくさせて」
「ミッチーの意地悪、早く、早くぅ」
目に涙を浮かべて訴える貴文の太ももを兄貴が掴んだ。確かにひくひくしているそこが目に入った。兄貴が貴文に覆い被さった。貴文の体が弓なりになり、「あぁっ」と声を上げたから、兄貴が突っ込んだのだと悟る。
マジかよ、こいつら。収まっていた股間の熱が再びヒートアップする。
兄貴が腰を動かす。
「はっ、あん、ミッチー、もっとぉ!」
貴文が鼻から声を出す。兄貴が腰を動かすたびに、貴文は声を上げた。あんあんと、まるで女のようによがっている。
「すげえ、ぐっちょぐちょ。そんな気持ちいいか?」
「いい、すごく、あっ、はん、もっと、ミッチー!」
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