第1章 再会

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ーー次の日ーー 「おはようございます!」 社内に響き渡る声 「おかえりなさい!出張はどうでした?」 いろいろなところから飛びかう言葉 噂のイケメンさんの登場だ。 社内の雰囲気は一気に明るくなり 本当に人気者なんだと実感する 「ね。はるちゃんイケメンでしょ?」 コクリと私は首を頷かせた 確かに細身で少しガッチリした感じの体型は とてもスーツが似合い 派手すぎず整えられた髪は清潔感があり くっきりとした目元に 少し薄い唇は誰が見ても イケメンと認めることだろうと私は思った 「こっちこっち!新人さんだよほら自己紹介してあげて!」 結衣さんは私が頷くのを見た後すぐにイケメンさんのところに向かい腕を引っ張りこっちに連れてきた 「はっ初めまして!」 びっくりした私は少し噛んでしまい 恥ずかしくて下を向いて頬を赤くする 「ははっどうもはじめまして」 イケメンさんは少し笑いながら 手を差し伸べて握手を求めてくる 私は照れながらも顔を上げて 両手に持ってた書類を片手に持ち替えて 握手にこたえた 近くで見ると遠くで見るよりも カッコよく見えて胸が高鳴った 「どうも。。山下春です。これからよろしくお願いします」 照れながらも自己紹介をする するとイケメンさんは 少し戸惑ったような不思議のような表情で 私の顔をじっとみた
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