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「会長様!副会長様!会計様に書記様も!大丈夫ですか!!」
「……ッ」
幸い意識があるようだ。
ほっと一息つき、床に手をついたらくしゃりと何かに触れた。
そこに目を向けると紙切れがあった。
それには『一之瀬晴人 来い。』と書いてあり、地図と住所が示されていた。
「おい、晴人!どうゆう事だ!!
……って、誰だよお前。」
晴人の方を向いた俺の目に映ったのは赤毛の美しい青年だった。
彼の足元には黒いカツラのようなものとメガネが落ちている。
晴人はモサモサの髪にメガネをかけていた。
と言うことは目の前にいる彼は晴人なのだろうか。
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