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あなたのような有名な探偵さんに来て頂けると、それだけで安心しますよ」
と彼は微笑んだ。
負けじと業彦も、普段より爽やかさ濃縮5倍の輝くばかりの笑みで応えた。
タイプの違う美形の対峙。
まあ、それなりに見ごたえのある風景ではあるだろう。
業彦は自分のように美形な男性を見ると、妙な対抗意識を持つらしく、必要以上に力が入ってしまう面がある。
それがよい方に向えばよいのだが……。
それにしても……まったく、子供だ。
「では、そろそろ問題の事件についてお話して頂きましょうか?
それと、修一郎氏が恐れているであろう呪いとやらについても……」
業彦がそう言うと、
「わかりました。それは僕の方からご説明しましょう」
と大徳寺月彦が口を開いた……。
以下次号
次回予告「町子さん危機一髪!」お楽しみに。
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