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「で……それなんだがね。少々電話では説明が難しい、やっかいごとなんだが……」
「それなら、大丈夫よ~!業彦様!高子。もうここに来てるから!」
「えっ!」
業彦が目を点にしながらそう言った瞬間、目の前の観音開きのドアがまさに『バ~ン』と開いた。
そこには八十年代のアイドルも真っ青なぶりっ子的上目遣いで、ポーズをとった高子と、藤原家に仕えてうん十年の執事である楠木が立っていた。
以下次号
次回予告 「今度こそ、きっと町子さん危機一髪!」
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