俺だけのRPG

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「寂しいけれど…時間のようだね、本当にありがとう」 まだ少し泥の付いている1枚目が言った。 「ありがとう青年。君との経験は冥土の土産にするよ」 3枚目は泣きながら。 「ありがとう、ありがとう。さよならじゃない。また会えるように1つ魔法をかけておいたんだ。また会える。」 2枚目はやっぱり早口で。 光はどんどん強くなって、音もなく弾けて消えた。 その場には、普通の1万円札が1枚残った。
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