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それから数日後、カミーユはアモバンに連れられ、一番下の弟と共に王宮へとやって来た。弟がついてきた理由は、彼が健康管理をしないとカミーユが儚くなりかねないと言うことで、それを自覚もしているので甘えることにしたのだ。
今までに見たことも無いほど豪華な部屋で、カミーユは王女エレオノールと謁見する。王女はカミーユを一目見て気に入ったようで、満足そうだ。
「あなたを呼んだのは他でもないわ。私の成人祝賀パーティーに向けてドレスを作って欲しいの。
合わせるパリュールのデザインは決まってるから、この布で完璧な物を仕上げなさい」
「かしこまりました。ただし、仕上がりまでお時間いただくのはご了承くださいませ」
パリュールの実物が無いのがいささか不安だけれども、請けた以上、やるしか無いのだ
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