登場キャラクター

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◆宮澤朗(32) シネコン「オリオン・シアター」で働いている。コンセッション(売店)のマネージャー。 幼い頃からの映画好きが高じて今の仕事に就いたが、仕事への情熱を失いかけている。凪沙に片思いしているが、アプローチできずにいる。 ◆大原凪沙(30) シングルマザー。友達の紹介で知り合った人にプロポーズをされているが、再婚には消極的。 朗の働くシネコンに映画を観に来たが、一緒に来た息子のタケルが迷子になる。 ◆大原タケル(5) 凪沙の息子。凪沙とヒーロー映画を観に来たが、迷子になる。 ◆尾月泰弘(26) シネコンのフロア担当のバイト。映画関係の専門学校に通っている、映画監督志望の青年。自由で飄々とした性格。関係者出入り口の外でこっそり野良猫を飼っていた。映画オタクで猫の名付け親でもある。 ◆原田世津(21) シネコンでアルバイトをしている大学生。先輩の尾月によくパシられている。性格は鈍臭い。運悪く尾月がこっそり野良猫に餌をあげていることを知ってしまい、そのせいで猫探しを手伝わされる羽目に。 ◆鈴木清(42) フロア担当のマネージャー。朗の同僚で、尾月と世津の直属の上司。怒りっぽく、ネチネチと嫌味ったらしい性格。小学生の娘がいるが、家族と上手くいっていない。 ◆成瀬喜美男(65) 舞台挨拶に来ていたベテランの俳優。名脇役として確固たる地位にある。世間的には好々爺のイメージが強いが、今回の映画では暴力的な父親役を演じた。俳優人生で初めて役に食われるのではないかと恐れている。 ◆本田四郎 一カ月に一度訪れ、いつも同じ時間、同じシアターの同じ席に座る老人。噂によると、シネコンが昔町の小さな映画館、「オリオン座」だった頃からの常連。スーツにチェックの帽子やスカーフを合わせ、装いは洒落ている。尾月が「映画館の神様」というあだ名をつけた。 ◆ヒッチコック 映画館に迷い込んだ猫。猫の姿をしているが、実際は……?
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