3.いまも

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「…そろそろ行くぞ」 「はーっ、腹いっぱいだ、てかリカお前ちゃんと食べた?」 「食べた食べた!!!めっちゃ食べた!ほら、はやくはやく行こー」 「へーへー」 二人が背を向けて歩き出す。 「あれ?リカちゃん行かないの?」 「うーんと、うーんと、あ、この飴あげる~ハンバーグわけてくれたお礼!」 相変わらず律儀だな~ 「え、でもリカちゃん全然食べてないじゃん…」 … いそいで二人を追おうとするリカちゃんが一瞬だけ、こちらを振り返った。 口に指をあて 『しーっ…』 と笑った。 「「……」」 やっぱりリカちゃんは変わらないな~ あの顔と髪で時々みせる、儚い表情。 空気が、変わる時がある。 だれも寄せ付けなくて、少し寂くて。 まるで、全く知らない人のような…。 3人の歩いて行く姿を見て、 やっぱりこの3人は歪な関係だな と思った。 なにかしてあげたいけど、俺に出来ることもない それに今は自分のやじるし守ることに必死だからね 俺にしてあげられることは頑張れって言うことかな 「ゆっちゃん、食べないのー?」 とりあえず 俺はこのにぶちんくんへのやじるし どーにかしなきゃだからさ 「?」 「食べるよー」 はやくこっち見ないかなー 由貴side終わり
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