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首にかかっている髪の毛をよけてきた瑞生に、ブラウスのボタンを外され、ぢゅっと首筋に強く吸いつかれた。
引き抜かれた指が茂みに隠された花芯をぎゅむっと挟み、優奈は倒れそうになった身体を支えようと瑞生の背に腕を回す。
「ぁあんっ」
声を抑えることができない。
もう解放してほしくて、それなのに解放してくれない瑞生に優奈は苦しいと震える身体で伝えた。
「優奈、約束を……守れるか?」
もうこの際この疼きから逃れられるのであれば、なんだっていい。
こくこくと頷くと瑞生に頭を撫でられ、甘い吐息混じりに耳元で「そうか」と一言発せられた。
その声が鼓膜を、心を震わせ、優奈はぞくぞくとする感覚に戸惑ってしまう。
「優奈、俺から離れないように、そう、強く……」
瑞生の男性らしいあの骨張った手に弄られているのかと思うと、それすらも快感のスパイスなり、優奈は再開された刺激に堪えるようにして腕に力を込めた。
快楽を教え込むように、ナカをかき混ぜられる。
ぐちゅぐちゅと奏でられる淫猥な水音に優奈の身体は何度も揺れ、腰骨の辺りから走る痺れに、ぎゅううっと目を強く瞑った。
「んんぅ、あ……ッ、ぁあ……あんっ」
恥ずかしいとか、だから声を出したくないとか、もうそんなふうに考えられる余裕がない優奈は、ぐぐっと押され擦り上げられた悦いところに背中を仰け反らす。
「あっ、アッ、あ――……!」
大きく身体が跳ね、甘い強烈な痺れが全身を駆け巡った。
びくびくと痙攣し筋肉が固くなっていたのに、すぐに力が抜けぐったりとその身を瑞生に預けてしまう。
「……こんなに濡らして、きみはいやらしい女性だな」
長テーブルのため斜めに倒された優奈は、まだ小さく震えている脚を担がれ、スカートを捲られた。
濡れた淫裂に外気が触れ、ひんやりとして冷えるどころか一度引いたはずのそこに熱が甦り、優奈は涙目で瑞生を見上げる。
「瑞生、さん……?」
濡れている指を綺麗に舐め、優美に口許に弧を描いた彼が何か唇を動かした。
だが、滲んでいる視界では読み取ることができず、優奈は下がってきた顔に呼吸を忘れてしまう。
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