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「なんだよ?」
「あ、いや……」
思わずぼんやり見惚れていると
テヨンが照れくさそうに笑う。
「食べろよ」
言われて
無心で箸を動かし続けるも束の間。
「あのさ」
「え……?」
「なんでそんな見んの?」
再び呆れたように注意を受ける。
「僕……そんな見てた?」
「うん」
テヨンは箸先を咥えて頷く。
「それは……多分……」
僕は目を逸らして俯いた。
「自分で思ってるより……ずっとおまえに夢中なんだ」
声がひどく掠れて気まずい。
それでも
「僕……多分今……馬鹿みたいにおまえの事好きだ」
告白せずにはいられなかった。
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