113人が本棚に入れています
本棚に追加
うーん。
思いっきり考え込んでしまうと、
達己はまた面白そうに笑った。
「お前、すげぇ突飛なこと考えてんだろ。
SMの女王様してみたいとか、さすがに無理だから。
いや、優奈がどうしてもっていうなら、努力はするけど……
さすがに初夜でそれは、キツいな……」
達己の考えもまた、想定外で、
今度は私が吹き出してしまった。
「私、テーマパークのオフィシャルホテルとか行ってみたい……。
花火って今も上がるのかな。
あ。でもね。
これから、たくさんお金かかるし、
節約しなきゃいけないって思うし、
達己と一緒だったら、いつでも特別だから。
どこでもいいんだけど……」
また笑われそうで、
恐る恐る口にすると、
達己は目を優しく細めて、
私の頭をよしよしと撫でる。
「あぁやっぱ、まじで、可愛い。
よし、決定!
行くぞ。ディズニー!」
最初のコメントを投稿しよう!