2.Re-The First Night

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「え。今から!?予約は?」 「ひと部屋くらい空いてるだろ。 これから取る。 今日なんか予定あった? 俺は、とにかく早く行きたいんだけど」 籍を入れに行くとか、 新居を探しに行くとか、 やらなきゃいけないことはいっぱいあるけど、 達己は、もともとこの週末には、まだ帰国してない予定だったから。 「別に、ないけど……」 「じゃ、決まりな!」 達己はウキウキしながら、 早速オフィシャルホテルの予約を取っている。 運良くダブルの部屋が、空いていた。 こんなに急に、本当に行くんだ。 だけど、達己の高めのテンションはダイレクトに私にも伝わって、私も嬉しくなってくる。 私は、急いでお泊りの用意をはじめた。 「これ、1箱で足りるかな……」 ブツブツ言いながら、 達己は荷物を小さな旅行カバンに詰めている。 「私の荷物も一緒に……」 入れてもらえるかな? と、ちらっと見てしまった達己の手元。 コレって、それ? 1箱って1ダース!? 真新しい長方形の箱。 その中身は、さすがに知ってる。 「ま、いっか。足りなくなっても……」 達己は一人納得しながら、カバンに入れた。 「ちょ、ちょっと待って。 1箱も使わないよ!ね?」 「なに言ってんの? 俺は、寝せるつもりはないし」 「……」 寝ずにエッチしてたって、1ダースは使わないよ……。 達己の未知なるパワーは、ちょっと怖いような気もするけど、 私だって負けないくらい、楽しみにしているつもり。 「わ、わかった。頑張る」 なんだかドキドキしながら、小さな声で呟いた。
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