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その提案に、エルも真名も驚いたように固まった。
僕の決意はそれでも覆らなかった。
「なっ、修ちゃん……なんで、なんで!」
先に動いたのは真名だった。僕の前に立ち、何度も肩を揺さぶる。
「黙ってろ、お前は何もしなくていい」
「ほう、幼馴染だけでも助けようと正義のヒーロー気取りとは……君はこの中じゃ一番無縁そうに見えたけど」
エルはニヤニヤしながら言った。
確かに、僕はそんなものとは無縁だ。
けれど、ここでゲームを終わらせるためにはこの手段しかない。
「そんなんじゃない、ただ……このふざけたゲームを一刻も早く終わらせるためだ」
「では、君が人柱になってゲームを終わらせると?」
「人柱でも何でもいい。次がこのゲームのラストだ。俺が……全て終わらせてやる」
俺はエルを睨み付け、そう言い放った。
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