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ビュッフェに食べるものが無くなったので部屋に戻ったが、
氷渡は主に相続の問題で芥川の相談に乗っていた。
この場合は、結婚した場合は、結婚相手に資産がいってしまい、
子孫に残せないという問題が発生している。
「従兄弟が怒っているわけね。では、タダで貰うのではなく、売却する方法で、
公平に処理したらどうかな」
他の子孫もいるので、店はいずれ売却するが、必要ならば利子を付けずに、
かつ月賦での支払いでいいと条件を付けた。
それで、家賃感覚で店を継承できる。
それでも、タダでもらえる筈だったと主張するならば、そんな相手には渡さない方がいい。
そんな感覚ならば、店も潰して、借金だらけになってしまう。
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