1人が本棚に入れています
本棚に追加
「だ、だいっじょうぶです!!助けていただき、ありがとうございます」
「いえいえ。遠目から見てかなりヤバそうだったからね。ごめんね、魔法の修行中だったでしょ?」
魔法の修行中?どういうこと?と聴く前に青年は驚いた顔をした。
「あれ?君ってアマデーウス人じゃないの?てっきり飛行練習でもしているのかと」
「アマデーウス人…?」
「君の髪は亜麻色だし、その瞳だって天色だし、その服はこっちでは中々見ないし」
そうか…アマデーウス人は、アマ色を持つ人の事を指すのね。
きっとそのアマデーウス人は飛ぶことが当たり前の種族。
だとしても、私はアマデーウス人ではない。
日本生まれの日本育ちの日本人、のハズ。
はっきりと日本人と言えないのは、私自身、親の存在を知らない捨て子だからである。
でも、この容姿は好都合かもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!