6人が本棚に入れています
本棚に追加
〇茅野一二三……
主人公。全寮制の英愛学園高等部三年(本当はそう思い込まされている研究用人工知能搭載人型ロボットの開発No.123)。国内随一のエリート校のため(実際は最新鋭ロボットのため)、他のクラスメイト達同様、勉学・スポーツともに優秀。物静かな性格でおっとりしているが、その実、好奇心旺盛。最近、「自分の記憶に実感がわかない」という奇妙な感覚にずっと捉われており(プログラムされた記憶のため)、その原因を突き止めたいと思っている。特に屋外階段で意識を失っていた時以来、その感覚が強まる。中肉中背。よく見かける爽やかな若い子の髪型。青のブレザーに水色のネクタイ、グレーのパンツの制服着用。
〇壬午三郎……
茅野がよくつるんでいるクラスメイトで親友(同様に、そう思い込まされている研究用人工知能搭載人型ロボットの開発No.3)。通称「サブ」。快活で社交的。ちょっとチャラい。スポーツ万能で知能も高いが(最新鋭の人型ロボットゆえ)、あまり物事を深く考えず、茅野のようにプログラムされた記憶にはまったく疑念を抱いていない。やや長身の筋肉質。跳ね上がった短髪に日焼けした肌。青のブレザーに水色のネクタイ、グレーのパンツの制服をだらしなく崩して着ている。
〇緋石五十六……
茅野がよくつるんでいるクラスメイトで親友(同様に、そう思い込まされている研究用人工知能搭載人型ロボットの開発No.56)。沈着冷静な秀才タイプ。だが、教えられたことに対して疑念は挟まず、やはり茅野のように自分の記憶がプログラムされたものとはまったく思いもしない。茅野や壬午同様、スポーツも得意(最新鋭の人型ロボットだからであり、校内では普通レベル)。細身で背が高く、髪を七三に分けてメガネをかける。青のブレザーに水色のネクタイ、グレーのパンツの制服をビシっと高速どおりに着こなす。
最初のコメントを投稿しよう!