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〇百瀬苺……
茅野のクラスメイトでカノジョ（と、思い込まされている研究用人工知能搭載人型ロボットの開発No.115）。
眉目秀麗、絶世のカワイさを誇る（そうデザインされた最新鋭の人型ロボットのため）。見た目も性格もこどもっっぽく甘えん坊。プログラムにより茅野のことを愛しているが、その偽りの「愛」という感情に疑念を持つ茅野との温度差に気分を害することも多い。小柄で、セミロングの髪にやや童顔の顔。青のブレザーに水色のリボン、グレーのプリーツスカートの制服を着用。
〇免田泰子……
茅野達の担任女教師（と名乗っている、AI開発プロジェクトメンバーの心理学者）。20代半ば。担当教科は現国・古典。担任としてよく面倒をみる振りをしながら、生徒（研究用人工知能搭載人型ロボット）の動向を観察している。特に自分の正体に気づきかねない茅野を厳重に監視し、プログラムされた偽りの記憶に破綻が生じないよう心掛けている。優しい先生のように見えるが、すべて演技で実は冷徹な科学者。普段はタイトスカートのダークスーツに長い髪を後ろで束ね、細いメガネをかけた地味なスタイル。研究者に戻った時は髪を下ろしてメガネを外し、露出度の高いミニスカのワンピースの上から白衣をまとう。
〇御茶野典磨……
英愛学園の理事長（を演じているが、本当はAI開発プロジェクトの責任者で免田の上司）。工学博士でAI研究の第一人者。呼び名は「御茶野博士」。初老の中肉中背タイプで頭は薄い。茶系のベストにグレーのパンツ、その上から白衣を纏う。論理的思考の科学者ではあるが、免田よりは情がある。自分の開発したAI（生徒）達には愛着があり、錦鯉や家庭菜園で育てた野菜のように思っている。普段は校内に隠された研究室にいるが、時折、理事長室からブラインド越しに、登下校する生徒（AI）達をこっそり眺めていたり。
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