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一ノ瀬恒介(いちのせこうすけ)
高校一年生の帰宅部。同じクラスの満と付き合っている。満とは屋上で一緒に過ごすことが多い。同じクラスの龍也とは入学式で席が隣同士になり、話したことで意気投合。親友となった。
加藤龍也(かとうりゅうや)
高校一年生。サッカー部。満とは同じ中学で、その頃から満が好きだった。しかし、満は恒介を好きになり告白、つき合い出した。その嫉妬から恒介を屋上から突き落としてしまうが、その際恒介に袖を引っ張られ共に落ち、人のいない街に迷い込んでしまう。
藤崎満(ふじさきみちる)
高校一年生。帰宅部。龍也とは同じ中学で、三年生の頃はクラスが同じだった。高校で知り合った恒介に惹かれ告白、つき合うことに。龍也とは同じ中学であることと、恒介の親友であることから三人でいることもよくあったが、龍也の気持ちには気づかなかった。
おじさん
恒介が迷い込んだ街で商店を営む。元トラック運転手だったが、勤務中に単独事故を起こし、三年間昏睡状態のままである。商店はたまたま見つけたもので、人がいないことを良いことに住み着いている。
街の正体は三年間見てきて自分で導き出した答えである。幾度も人間の生と死に触れ、そのどちらでもない今の状況から脱することを半ば諦めているが、時々現世に遺してきた妻と子に思いを馳せる。
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