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明治加賀麻はカフェイン中毒である。
彼の反射神経と長い四肢はカフェインを摂取する事で真価を発揮する。
荒ぶる怒りと興奮を制御し、彼は獣の様にコートを走り跳び回る。
だが、今の彼は翼を折られた。
「ってうおぉぉぉ!お前が手に持ってるそれコーヒーと言う名のカフェオレじゃねぇかよ?
頼むせめて一口くれ!」
明治加賀麻は一文字微太亜の手にした紙パックコーヒーを指差した。
「はあああ!?これ飲みさしじゃねぇか!野郎同士でキモい事言うなよ!」
「飲みかけでも良い!金は払うから全部くれ!」
「キモッ!」
「ああ、十円足りねぇや。負けてくれ。」
「びた一文も負けん!!」
「そ、そんな…」
「金が無い奴にやる微糖は無い!」
「苦い奴だな!」
「ビターだけに!
って、うるさいわ!」
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