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結果が人間離れしていた
俺は今、テスト結果が書き出されるホワイトボードの前で動揺し佇んでいる。
なぜなら、魔力量を図る為、魔力測定器を使用すれば魔力量が測定器の限界を超え爆発。
戦闘実技においては、向かい来る指導員を片手で否し、軽く握り拳をぶつければ、二メートル程吹っ飛んだ。
それ故、結果はダントツ学年一位で【人外】の2つ名と共に学校に向かい入れられることとなった。
この結果には、父も母も大きく口を開き、驚きの表情を作った。
家に帰ると、長男クライスが俺の成績を聞くや否や俺に抱きつき、喜びを表現した。
「さっすが俺の弟だ!!
おっと、勘違いしないでくれよ。お前がもし、普通だったとしても俺の弟にはかわりないんだからな!だけど!本当に良かった!」
「まさかお前がそんなことって‥」
「こらこら!アルは今日のテストで疲れてるんだよ。 アル。 晩御飯が出来上がるまでまだ時間があるから、一度部屋で休んで来な。出来たら呼びにいかすからね。」
母は俺に気遣いの言葉をかけ、俺はそのまま二階の自分の部屋へと向かった。
部屋に入るなり俺はベットにバフッ、と倒れ込む。
「どうしてこうなった?」
どういうことなんだぁぁぁぁあ!!!
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