バレンタインなんて、大嫌い

6/10
62人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
「ちょっ!!」 佑介が私のブランコを掴んだと思った瞬間 私の目の前は真っ暗になっていた 「・・・・・・・・・・・・・・」 佑介の匂いが鼻をくすぐる 懐かしくて 優しい 少しシトラスの香り 「お前、俺がどれだけ今まで待ってたか 分かってんの?」 ・・・・・・・・・・? 「待ってる・・・って?」 「いっつも、チョコだけ渡して去られるの そろそろキツイ」 ・・・・・・・・・・? 意味が分からない それよりも、今抱きしめられている事で心臓がバクバクして頭がまわらない 「好きです」 ・・・・・・・・・・・・?!!! 「って、いつ言ってくれるのか ずっと待ってた」 一瞬で体中の血が沸騰するくらい熱くなる
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!