食事(ちょいグロ)

1/6
前へ
/41ページ
次へ

食事(ちょいグロ)

?「おはようございます」 ?「おはよー真希」 私は会社に仕事をいつものようにやりに来た。 大きな会社の下にいるから、小さいけどそれなりの給料がある。 沢北 優香(さわきた ゆうか)さんは頼れる先輩だ。 優香「今日も大きな事は無く、ちまちまとやってくよ」 真希「はい」 さあ、今日も仕事だ。 ───疲れた。 やっぱりずっと似たことをするのは、疲れる。肩がこったよ~もう。 でも、これで終わりだ。やっと帰れる。 優香「お疲れ真希。明日もよろしくね」 真希「お疲れ様です」 私の家は会社の近くなので、電車は使わない。おかげで少しの遅刻なら何とかなる。 真希「ただいまー」 ?「おかえりー」 私は母と2人暮らしだ。父は3年程前に亡くなった。死体は見つかっていない。行方不明が続き、死亡扱いになったのだ。 父は力強いわけではなかったけれど、とても優しかった。 母「今日も疲れたでしょ。風呂入ってきなさい」 真希「うん。そうする」 母「ご飯は出来ているからね」 母は今も家事をやってくれる。母が老いて家事が出来なくなったら、コンビニ弁当だけになりそう。でも、それはきっと無い。だって私には結婚を前提に付き合ってる彼氏がいるんだもん。 彼の料理はとっても美味しいの。 どうしたらあんなに美味しくなるのか全く分からない。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加