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───終わった。やっと終わったよ。今日の地獄(仕事)が。
優香「真希、行きましょ」
真希「はい」
優香先輩と一緒に帰ることは殆ど無い。
だからか、不思議な気分。
真希「ここです」
優香「本当に近いわね。羨ましいわ」
真希「ははは…」
確かに会社から歩いて数分の所に家がある人は、あまりいないだろう。
真希「ただいま」
母「おかえりー」
優香「お邪魔します」
?「お邪魔します」
あれ?1人男性の声が聞こえた気がする。
真希「いつの間に居たの?」
彼氏「ついさっきね」
こんなに早くなるとは思わなかった。
優香先輩はすぐ終わるって云っていたから、2人一緒にならないと思ったのだけれど、どうやらそうでは無くなったようね。
母「真希、このカルピス飲んでちょうだい」
真希「え?」
母「もうすぐ賞味期限がきれるのよ」
確かに喉は乾いていたから丁度いい。
なんだか久しぶりにカルピスを飲んだ気がする。こんな味だっけな。
真希「それにしても、あんたハーレムみたいね」
彼氏「確かに男は僕1人だけど…囲まれるのは君だけどね」
真希「?」
最後の方は、聞き取れなかった。でも、特に気にしないことにした。
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