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その頬に触れようと手を伸ばすと、手首を掴まれ、手のひらにキスされた。そのまま指の間を舐められ、人差し指を口に含まれる。
先ほどの濃厚な口淫を想起させ、晃一の雄芯は再び熱を持ち始めた。
口からゆっくりと指を引き抜くと、ヴィンセントは耳元で掠れた声で囁いた。
「もっと、お前を感じたい」
鼓膜を蕩けさせる扇情的な声音に、脳みそまで溶けてしまいそうになる。
「オレも、もっとヴィンセントと触れ合いたい」
ヴィンセントの首に抱きつき、囁き返す。二人は確かめ合うようにキスを繰り返した。
その間も、ヴィンセントは晃一の雄芯を手で愛した。立派に育ったそれを強く握る。
「うっ……」
晃一が呻くと、頬を上気させたヴィンセントが言った。
「これが欲しい」
「何……?」
「コーイチが欲しくてたまらない。こんな気持ちになったのは初めてかもしれない」
その言葉に愛しさが募り、夢中になってかき抱いた。
「ヴィンセントの好きにしていい」
「あぁっ……コーイチっ」
ヴィンセントは尻の谷間に晃一の雄芯を擦りつけた。固く、蜜を滴らせる雄芯がさらなる劣情を誘う。浴衣の裾から指を差し入れ、後孔を開いていく。
充分に解す間も惜しく、先端をあてがう。その感触を深いところで感じようと、ゆっくりと挿入する。
「う、んっ……」
ヴィンセントは小さく息を漏らした。
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