始まりはいつの世も突然

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「とどのつまり、俺は仕事が終わり家に帰って寝ているところ、マンションで火災が起き一酸化炭素中毒で、寝たまま息を引き取ったって事ですか?」 「そうなるのう。」 「そして、そもそも寿命で死んだ訳では無いため、かわいそうに思った神様が転生させてあげたいと思い、ここに呼ばれたということで合っていますか?」 「そうじゃ。あとは、行く先と欲しい能力を決めたら転生させて終わり。 ただし、条件をつけさせていただこうかのう。」 条件?その世界のバランスを崩すような力は与えられないとか?そういうのかな。 「その条件とはいったい……?」 神様はあっけらかんと言い放った 「なぁに、世界のバランスを崩してしまうような能力を与えることが出来ないのと、その世界の文明レベルを上げてほしいというくらいかのう。」 まぁ、予想はしていたことだが、文明レベルを上げる……?俺に革命を起こせという事なのか? 「文明レベルを上げる……と言いますと、例えば蒸気機関の発明とかそういった産業的な革命を起こせという事ですか?」
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