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「そんな力貰えるとは……流石に驚きますね」
「まあ、そのぐらいしないとお主も頑張れないじゃろう?
あと、持たせたい力は他にもあるからいちいち驚いてたら身が持たぬぞい。」
まだ詰め込む気だったとは思わなかったので、流石に面をくらってしまう。
このままいくと、革命以前に危険人物扱いされそうだ。
「いや、そんなに強力な力はいらないので、修行とかすればするほどメキメキと力が上がるような、そんな成長促進系の力の方が嬉しいです、」
神様は若干不機嫌そうな顔を浮かべながら
「そうかいそうかい、もっと能力持たせて無敵超人系な最強人種でも作りたいなぁと思っとったんだがのう、残念じゃわい。
じゃあ理の力と、お主のいう能力を見違えの成長という名前にしてつけてあげよう。」
「ありがとうございます!
それだけで全然十分です!」
「じゃあそろそろ転生の輪に入ってもらおうかのう。」
そう神様が言うと、自分の足元に魔法陣ができ、光を放ち始めた
「色々とお心遣いありがとうございました!
自分に出来る限りのことを次の世界でやりますね!」
「達者で暮らすんじゃぞー!
ちなみに転生じゃから齢はゼロ歳スタートじゃから、記憶は6歳になってから蘇るようにしておくぞーい。」
ん?何だって?ゼロ歳…………赤ちゃん?
「そういうことははやくいってくれよぉぉぉぉぉぉ!」
光に包まれ、視界が再び真っ白になっていく所を見ながら自分が発した声は神様に届くことも無く消えていった
高橋凛祢、享年25歳
美容師として5年勤めていたが、自宅で寝ている際に一酸化炭素中毒で死亡。
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