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「信長様…柴田殿を巻き込んで…人足仕事はお辞め下されと…申し上げたばかりではござらんか…」
「なっ!」
「お義父上様…」
「あっ!」
家康を始め…徳川家一同が驚く!
膝をつこうとする徳川家臣を信長が止める。
「良い!ここは現場じゃ!そう畏まるな!」
「だいたい信長様がそのような姿で居なさるから皆驚いておりますのですよ!」
「おぬしの采配は完璧過ぎてわしが出来る事などないではないか!なぁ!権六!」
「御意!」
「柴田殿…」
「ほれ!見よ!」
「だいたい…柴田殿は加賀能登の方はどうなさったのですか?」
「それもおぬしがわしに薦めた明智光秀が采配を奮っておって権六は出る幕がないと嘆いておったわ!なぁ!権六!」
「御意!」
「いやいや…柴田殿…越中の国主なのですから…」
「…」
そう、柴田勝家はこの頃、信長から越中を賜り越中の大名となっていたのだ!
しかし…北陸勢の家臣たちは武辺者ばかりで内政に強い者が居ないと言う事で明智光秀が派遣されたのである。
越中の経営も軌道に乗り信長は加賀と能登の攻略を柴田勝家に命じたのだが…その役目も光秀が買って出て現在調略にて加賀能登を攻略中である。
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