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将軍家の都落ち…
その事実がもたらされたのは朝廷からであった!
信長は…まさかと驚き、そして呆れた…
卑しくも武家の統領たる将軍が…
朝廷は信長に将軍職になってはくれまいかと打診するも、信長はそれを断る。
都の警護は織田家で受け持つからと朝廷の使者を帰した。
問題は…足利義昭の行方である…
信長は手の者に義昭の行方を調査するように指示を出す。
そして、藤沢匠を呼び寄せるのであった。
藤沢領へは、舟で行くのが早い。
そう思うと…匠が行う事一々全てが後々役に立っている事を新たに発見する思いであった信長である。
また、匠が薦めたこの摂津の地も天下を見据えた、利便性の高い地である。
まだまだ…匠から学ぶ事がたくさんあるのだと…思い知らされる信長であった。
匠からの手紙と、越後の上杉家の挙兵の報告はほぼ同時に信長の元にもたらされたのは、それから三日後の事である。
同時に…足利義昭が上杉家に泣きついたと言う報告も同時にである。
匠からは、柴田家の後詰めに向かうとの報告が…
信長が打つべき手も手紙に書いてある。
また…先に召すのは信忠であると苦言までしっかりと…
思わず苦笑してしまう信長
信長は直ぐに信忠を摂津に呼び寄せるのであった。
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