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そんな中、匠は一人長屋に籠り創作に精を出すのであった。
三日に一度は、誰かしらの訪問があり、各々に的確な指示を出す。
そんな生活が一年程続いたある日…
唐突に出陣を促す太鼓が鳴り響いた!
匠は足軽用の甲冑を着けて広場に向かった!
五千程の兵が集まり北へ…
どうやら美濃に出張るらしい…
木曽川を渡ると直ぐに美濃の兵が現れ突撃を掛けられ織田軍は散々になる…
そんな中…匠は回りの者を守りながら敵を討っては回りの者に首を取らせる。
首を譲られた足軽たちは皆匠に感謝をしながら、尾張へと退却するのであった。
織田軍五千に対して美濃の斎藤軍三千の戦は織田軍の大敗で終了した…
敗戦の戦においても、首を持ち帰った者には幾ばくかの恩賞があり、匠の近くに居た足軽たちも幾ばくかの銭を貰い喜んでいた。
無事に退却した足軽の数が半数以下になり、また足軽を募り倍に増えると美濃に出陣する…
匠は一回の出陣で敵を三十以上は討ち取り回りの者に首を譲る…
何時しか、匠の回りに挙って足軽たちが集まると言う現象が起きるようになっていた。
退却後に無事に戻って足軽たちは匠に感謝し匠に従うようになる匠はそういう者たちを集めて、鍛練を薦める。
腕立てや腹筋、ランニング等の基礎体力の向上の為の鍛練である。
鍛練に参加した者には飯や酒を振る舞うので匠の回りには更に人が集まるようになるのであった。
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